FXと展開
先週4日月曜日は米雇用統計の大幅悪化の影響もみられず、豪ドル/円を始めクロス円主導で円売りの展開に。ドル/円は107円を一時回復も終始小動き。  週明けの東京時間はドル/円が106.64円とほぼ前週終値の水準でスタート。前週末の米雇用統計悪化の影響もなく、ドル/円・クロス円とも堅調な立ち上がりとなり、ユーロ/円は昼前に158円台へ上昇。また豪ドル/円は予想より赤字額を縮小した豪12月貿易収支を受けて96円後半へ。ドル/円は107円を手前に上値が重く、日経が360円高で引けとなるも106円後半で小動きとなりました。夕方からは材料薄のなか豪ドル/円などオセアニア通貨を中心に堅調な値動きが続き、豪ドル/円が先月15日以来の97円台へ。またポンド/円がM&A絡みの買いを受けて211円台へ急伸し、朝方から上げ幅を2円以上拡大しました。ロンドン時間は堅調な欧州株やダウ先物にサポートされ、ドル/円が107.07円まで高値を更新。ただNY時間に入るとダウが、クレジットカード会社アメックスの投資判断引き下げを嫌気して軟調に推移し、ドル/円・クロス円も上昇が一服。引けにかけてじり安の展開に。 FX取引、FX初心者、くりっく365、FX口座開設、FX資料請求  5日火曜日はNY時間に予定時間を前倒しして発表されたISM非製造業景況指数が驚くほどの悪化を示したことを受け、市場では急速に円高・株安が進行。ユーロ/円はユーロ圏の景気減速観測も影響して前日終値から2円近く値を下げました。また豪州準備銀行(RBA)は市場の予想通り利上げを実施、声明ではインフレ警戒の姿勢を引き続き示しました。  東京時間は豪州関連の指標・イベントが市場の注目に。朝方ブルームバーグからRBA据え置きとの誤報が流れ、また豪12月住宅建設許可件数が予想以上の悪化を示したことから豪ドル/円はやや売りが先行し、朝方の97円前後から96円半ばへじり安に。一方豪12月小売売上高は予想を下回るも前月比+0.5%と堅調な結果となりました。昼過ぎにRBAは市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げ7.00%とし、声明文で「最近の指標はかなりのインフレ圧力を示している」「インフレは高水準を維持する見通し」と指摘してタカ派的なトーンを維持。豪ドル/円は発表直後96.39円へ一瞬下振れするも、その後上昇に転じて97円台を回復しました。日経を始めアジア株は軟調で、ドル/円や他のクロス円は午前から動意薄の展開が続きドル/円が106円後半でもみ合い、ユーロ/円も158円前半で小幅な値動き。しかし夕方になると週末のG7でユーロ高に関して議論されるとの思惑や、景況感指数のユーロ圏1月サービスPMIが4年半ぶりの低水準を示したことなどを材料に、欧州通貨に対するドル買いが急加速。ユーロ/円はユーロ/ドルの急落を受けて158円割れへ。一方ポンド/円は強い英1月サービスPMIを受けて夕方以降堅調な推移が続き、212円へタッチする場面も。ロンドン時間、オセアニア通貨に広がったドル買いを受けドル/円は107円を突破、その後先月25日高値に迫る107.73円まで上昇しました。しかしNY時間に予定より1時間ほど早く発表されたISM非製造業景況指数が、41.9と市場予想(53.0)および前回分修正値(54.4)を大きく下回る結果となったため、市場でドル売りが殺到。ドル/円は107円を一気に割り込み106.65円まで下落、朝方の水準へ押し戻される展開に。また米景気後退入り懸念からダウ先物が急反落し、クロス円も軒並み下値を拡大。FX夕方から下げていたユーロ/円は157円の大台も割って同日高値から2円以上安い156.17円まで安値を更新。また豪ドル/円も高値から2円近い急落で95円後半へ。軟調な株価はNYダウにも引き継がれ、終盤まで軟調となったダウは370ドル安の大幅続落で取引を終了。クロス円の戻りは鈍く、概ね安値圏でもみ合いに終始。一方でドル/円は107円へ戻す場面が見られるなど106円後半で底堅い展開となりました。  6日水曜日は米景気後退観測を重石とした円買いが先行するも、海外時間から米指標を好感した買いで一時持ち直す展開に。しかしNY時間、米当局者のインフレ警戒発言を受けてダウが軟調となりクロス円は軒並み下落して引けとなりました。  前日のダウ大幅反落の流れを受けて、東京時間は朝方からリスク回避の円買いが加速。ドル/円が106.50円を割って106.36円へ下落した他、ユーロ/円が6営業日ぶりに156円割れへ。また株式市場は韓国・中国など主要アジア市場が旧正月で休場となるなか、日経が米株安のあおりで下げ幅を600円以上に拡大。午前は東京勢の買いに支えられるものの上値が重く、欧州株が下落して始まると夕方クロス円を中心に再び下押し。ユーロ/円が155.12円へ大きく下げ、ポンド/円も207.71円まで下値を拡大。豪ドル/円も95円を割って94.65円まで同日安値を更新しました。ただ欧州株が下げ渋ると円買い一服となり、ロンドン時間は方向感の乏しい展開に。NY時間に発表された米指標は強弱まちまちだったものの、生産性の伸びと労働コストの低下が企業収益にとってプラスと判断され、発表後ドル買いが加速。ダウ先物などの株価も持ち直しNY序盤はドル/円・クロス円の買い戻しが優勢にドル/円は106.78円へ小幅な上昇にとどまるも、ユーロ/円は156.51円まで反発。また加ドル/円は景況感指数の1月IveyPMI指数の強い結果にサポートされ、106.56円まで同日高値を更新しました。ダウは一時100ドル高を示しますがNY中盤以降伸び悩み、「FRBは米経済が減速しようとも、インフレ警戒を維持」「ドル安は米国輸出業者にとってプラス」とのプロッサー・フィラデルフィア連銀総裁発言を受けて軟調な展開に。株安を受けてクロス円を中心にじりじりと下げ、ユーロ/円が155円半ばへ押し戻された他、豪ドル/円も95円前半まで下落。一方ドル/円はじり安ながら106円前半で底堅い展開となりました。 FX  7日木曜日はイングランド銀行(BOE)と欧州中央銀行(ECB)の金融政策に注目が集まり、BOEが利下げ、ECBも総裁会見で経済減速に言及がなされ欧州通貨が下落。ドル/円も一時106円を割る場面がありましたが、ダウが下げ渋りを受けてNY中盤に安値から大幅反発し一気に107円を突破。クロス円も豪ドル/円が96円台へ切り返すなど、軒並み下落分を取り戻す展開に。  朝方発表されたNZ第4四半期失業率が3.4%と予想の3.6%を下回ったことからNZドル/円が84円台へ上昇。しかし他の通貨はNY時間の上値の重い流れを引き継ぎ、ドル/円は午前じり安で推移し106.40円まで下落、ユーロ/円も155円前半へ軟調な値動き。ただ下落して始まった日経が下げ渋ると円買いも一服し、午後に100円高となった日経につれてドル/円が106円後半へ上昇。また午前95円を割り込んでいた豪ドル/円も午後には大台を回復しました。欧州系銀行大手ドイツ銀行が発表した決算でサブプライム評価損がほぼゼロであったことも材料視され、朝方から堅調だったNZドル/円が再び84円に乗せ84.43円まで急伸。夕方になると欧州政策金利発表を控えこう着気味となり、ポンド/円はやや弱めの英指標や、英住宅金融大手ノーザンロックのステータスが英政府勘定に入ったとの報道から売りが加速。BOE発表を前にポンド/円は208円割れとなり、その後BOEは予想通り金利を0.25%引き下げ5.25%とすると、大幅利下げでなかったことから一時208円へ急伸するも買いは続かず207円割れへ。ユーロ/円もまたポンド/円の下落に合わせて下げ幅を拡大FX、155円を割って先月23日以来の水準へ。ECBは市場の予想通り政策金利を4.00%に据え置くも市場への影響は限定的で、ダウ先物が米小売大手ウォールマートの単月売り上げ減少を受けて下落するとドル/円が106円を割り込むなど円買いが優勢に。トリシェECB総裁は会見で「据え置き決定は物価の上昇圧力を反映」と述べ、インフレ警戒を理由に利下げを行わなかった旨を表明。しかしユーロ圏経済成長の下向きリスクを認め、前回の声明よりハト派的な見解を示したためユーロが全面安となり、ユーロ/ドルが節目の1.45ドルを割り込み、ユーロ/円も154.04円まで同日安値を更新しました。NY序盤、予想を若干下回った米12月中古住宅販売保留への反応は限られ、ダウが下げ渋りを見せるとようやく円買いが一段落。その後午前2時過ぎ、先日のISM非製造業が上方修正されるとのウワサに市場が反応してドル/円が突然107円台へ急騰。さらに5日高値を上回る107.81円まで高値を更新し、一転して全面ドル高の展開に。クロス円もオセアニア通貨を中心に大きく切り返し、94円手前まで安値を更新していた豪ドル/円が96円台へ急伸。ユーロ/円も一時156円をつける場面がありましたが、ユーロ/ドルの下落が重石となり155円半ばの水準でもみ合いに。フィッシャー・ダラス連銀総裁から「前回FOMCではインフレ懸念から据え置き票を投じた」とインフレ警戒発言があったものの、ダウは前日比終値前後でもみ合った後プラス圏で取引を終え、ドル/円は107円前半で引けとなりました。  週末8日金曜日は材料不足のなかドル/円は107円台でこう着した値動き。またクロス円はアジア株が軒並み大幅安となるも下落は限定的で、ユーロ/円は徐々に下値を切り上げて156円台をうかがう展開に。  前日NY時間に大幅高となったドル/円は、先月半ばから続く持ち合いの上限107.90円を越えられず朝方にかけて107円前半へじり安推移。本邦12月機械受注が予想以上の悪化を示したことから日経が下落して始まり、ドル/円は一時107.13円まで下落。三連休を控えたポジション調整の売りも見られましたが、ドル/円は107円を割ることなく底堅い展開に。またユーロ/円は午前155.02円まで下げるも、昨日のハト派的なトリシェECB総裁発言で大幅安となったユーロ/ドルが下げ渋ったためこちらも155円の大台を維持。欧州株が概ね堅調に始まったことから夕方以降、円売りが徐々に強まりドル/円が107.50円を越えて107.71円まで同日高値を更新。ユーロ/円は156円手前まで上昇も上値追いの勢いに乏しく結局レンジ内の値動きに。しかし加ドル/円はロンドン時間に発表されたカナダ1月新規雇用者数が市場予想を大きく上回り、同失業率も6.0%割れ水準を維持したため、他のクロス円がこう着するなか強含みとなり107円台へ上昇。NY時間は序盤ダウの値動きに連動する展開となり、小幅安で始まったダウが下げ幅を縮小させるとユーロ/円が156.15円まで高値を更新。豪ドル/円も前日高値を突破して96.60円を示現しました。また石油輸出国機構(OPEC)が石油価格の表示をドル建てからユーロ建てに変更するとの報道が入り、ユーロが買われる場面がありましたがユーロ/円は156円に乗せきれずその後は155円後半でもみ合いに。ダウがNY中盤以降軟調となり150ドル近く下げるもリスク回避の動きにはつながらず、ドル/円・クロス円とも引けにかけて小動きで推移。ドル/円は前週比76銭高の107.34円で取引を終了しました。 FX なお他の通貨の先週終値は ユーロ/円155.76円(前週比1.95円安) ポンド/円208.81円(前週比0.73円安) 豪ドル/円96.05円(前週比0.30円安) NZドル/円84.52円(前週比0.06円安) 加ドル/円107.33円(前週比0.11円高) スイスフラン/円97.37円(前週比0.48円安)となっています。